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swk's log

2007-01-08 Mon

* 相対知性理論 [misc][education] 10 users

おそらくリップサービスあるいはネタ (三段オチ?) の一種だと思うのですが,何やら不思議な取り上げられ方をされてしまった.

sumii さんほどの人が「極めて頭が良さそう」と書く人たちの blog ってどんなのだろうとマウスポインタを順に当てて行って,3 つめで椅子から転げ落ちそうになった.私から見ると sumii さんの方がよっぽど化け物 (← 失礼) に見えるのですが.


大学に入学してから,圧倒的な知性というものの存在を目の当たりにした.高校のときも,周囲に頭のいい人達はもちろんゴロゴロいた (ここでいう頭が良いというのは,学校の成績が良いこととは必ずしも一致しない.確かに相関は高いのだけど).いたのだけど,それは「理解のできる」レベルでの頭の良さだった.理解できないレベル,つまりとても同じ生き物とは思えないレベルの知性を持つ同年代の人達に出会ったのは,大学のときが初めてだった.

それは例えば教養のときの同じクラスの奴らだったり,工学部に進んでからの同じクラスの奴らだったり,あるいは学内ローカルの Newsgroup で,信じられないような高度な議論を繰り広げている顔も知らない人達 (特に印象が強烈で今も覚えていて,かつ現在ネット上で身元を自ら明らかにしている人を挙げると,例 1,例 2,例 3) だったりするのだけど,いずれにせよ,非常に強い衝撃を受けた.

大げさなのを承知で敢えて言うと,ある種,人生観を変えたできごとだったと言ってもいいかも知れない.まず自分が凡人だということ.そして,世の中には凡人ではない人達 (厳密には,凡人である私から見て,凡人でないように見える人達) が確かに存在するということ.世界はフラットではなかった.

と同時に,そういう凡人でない人達というのが,人数でいえばごく一握りに過ぎないということもわかった.まわりを見回しても,ほとんどは普通の人だった.ああ,僕はここにいていいんだ (← おめでとう!!).だから私は自分が凡人であることを悲観してはいないし,恥じてもいない.ときどき落ち込むこともあるけどまあそれはそれ.

そしてこういう構造は,きっと多段の階層をなしているし,その階層構造の軸は決して 1 次元的なものではない.

大学に行ってよかったことを 1 つだけ挙げろと言われたら,そんなことを,漠然とではあるけれど学べたことだと答える.


この記事を読んでいる若い人 (私もまだ若いつもりだけど,ここでは 20 代前半くらいの,主に学生さんを指す) に言いたいのは,もしあなたが自分の周囲を見回して,自分が一番優秀なように思えるのなら,その場所を飛び出して欲しいということ.ってそんなことは今さら私などが指摘する程のことではないのだけど.例えば Alan Kay もそう言っている

If you are the smartest person in the room, you are in the wrong room.

(実は出典不明.Alan Kay が最初に言ったというわけでもないらしい)


(追記) 「階層」という言葉が変なインパクトを与えちゃったかもしれないので念のため,私のイメージは,ピラミッドではなくて,ハリセンボンみたいな感じです.

あと,

2007年01月14日 kazuhooku ぐはっ。これはブログバトンだったりするんでしょうかw

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.kagami.org/diary/2007-01-08-1.html

たぶん違いますwwww

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最終更新時間: 2012-02-13 02:02


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